BUCK-TICK 2018 「TOUR No.0」 5月20日 ロームシアター京都メインホール


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1階3列14番 


 奈良に続いてBUCK-TICKのニューアルバム「No.0」のツアーで京都へ、今回のアルバムは勿論ながら、ツアーの選曲も素晴らしく、自分としての初日の奈良は完全に魂を抜かれた状態だったので、レポは2本目の京都からです(苦笑)

 この日は予定があって南港から地下鉄で淀屋橋へ移動し、京阪電車の2階建て車両に乗って三条、地下鉄に一駅乗って会場のロームシアター京都へ



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 とりあえずグッズ列に並ぶもなかなか前に進まず、売り子が何かを探している様子で、10分ほどして会場限定のラバーバンドの売り切れがアナウンスされ、ようやくグッズ列が動く。1つの商品の在庫確認で全てのレジを止める必要があるのもタブレット管理の弊害かも、限定バンドは買えなかったが、今井さんプロデュースのパーカーとバッグと友人へのプレゼント用にカレーを購入し、会場へ




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 この日の席は下手の今井さん側の3列目、これまで良席はあったが、ほとんどが英彦側で今井さん側でここまでの席はなかったので緊張しつつ席につく。ステージには中央に階段があり、あっちゃんを除くメンバーの立ち位置に白い布が被せられていて、バックはアルバムジャケットをモチーフにした様な宇宙の絵が描かれていました。


 定刻から10分ほど過ぎて場内は暗転、ステージに鉄パイプと鎖が絡まり、それが宇宙空間を動き回る様な映像が映し出され、白い布に星座盤が映される。やがて散らばった鉄パイプが「No.0」の文字を形作ると「零式13型『愛』」が始まり、白い布にメンバーのシルエットが変わりばんこに映し出され、布が後ろに引いて4人のメンバーが姿を現すとあっちゃんがステージ中央の階段から降りてきて唄いだす。続く「美醜LOVE」が始まるとステージバックの幕が上がってセットが現れ、今井さんがステージ前に出て来て激しいダンス!唄い終えたあっちゃんが背を向けて腰を振る。

 ステージには廃墟に鉄パイプが放射状に並び、中央に幾何学的な形状のスクリーンがあり、ドラム&ベース台の後ろにも廃墟の様なオブジェ、左右に透過性のLEDスクリーンがあり、あっちゃんを除く4人のメンバーの頭上にアールヌーヴォー調の金細工の様なオブジェがありました。

 ちなみにこの日のメンバー衣装は

 あっちゃん:黒のレースのロングジャケットの下に黒のハイネックのノースリーブシャツに黒のスカーフをリングで止め、黒のレースのワイドパンツに黒ブーツ
 今井さん:草色のナポレオンジャケットの下に黒の水玉模様のついたピンクのワイシャツ、巻きスカートにグッズのレギンスを履いて、黒のスニーカー(多分ジャックパーセル
アンコールではグッズのレオパードパーカーの下にグッズの白Tシャツ
英彦:黒のナポレオンジャケットの下に黒のラメシャツ、黒の巻きスカートに黒パンツに鋲つきの黒いパンプス、2回目のアンコールでは今井さんと同じグッズの白T
 ユータ:黒に赤い模様が入ったジャケットに黒シャツに黒パンツ、2回目のアンコールでは今井さん、英彦とお揃いのグッズの白T
 アニイ:赤い軍服調の上下に黒ブーツ



 「サロメ」ではあっちゃんが今井さんに近寄り、続く「Ophilia」では水面に横たわる美少女の映像が流れる中、英彦がイントロを奏でる側をあっちゃんが近寄り、ステージの裏側の回って、モニターに腰掛けてギターを弾く今井さんの横に腰掛けて並んで唄う。「光の王国」では上から4つの戦前の放電管の様なオブジェが降りてきて、英彦が近くに来て、帰り際にピックを投げる。あっちゃんの歌詞のリーディングで始まった「ノスタルジア」では放電管オブジェが色とりどりに光り、メンバー頭上の金細工オブジェも紅白の光を出す。目の前に来た今井さんが頭につけたヘッドセットで唄い、スクリーンに歌詞がランダムに映し出される。「PINNOA ICCHIO -踊るアトム-」ではベース台から降りてきたユータがステージ中央でベースを奏でる」

 あっちゃんがジャケットを脱ぎ捨てると青い照明から「メランコリア」がスタートし、一本足で唄う。この曲はデジタルビートだけど「咲き」をやっちゃうナンバーでサビで何度も咲いたけど、あっちゃんもマイクスタンドを持ち上げて煽っていた。今井さんがステージ中央に出てくると激しい炎の柱が後ろから上がり、「IGNITER」へ、今井さんはマイクスタンドに戻って唄うのと中央で回転しながら弾くのを交互にやってて、あっちゃんは階段の上で片膝を立ててパンツの裾をまくり、ガーターベルト&黒の網タイツの足を見せながら唄う。その勢いで始まった「残骸」では今井さんが前に来て激しくギターを弾く。久々の「楽園」では赤い照明の中、スクリーンにアラベスク模様の映像が映し出され、あっちゃんはベリーダンスを舞う。

 「BABEL」では中央と両脇のスクリーンに廃墟の洋館の映像が流れ、今井さんはステージ前方で片肘をついてギターを垂直に弾く、「MOON さよならを教えて」ではステージが水色の照明に照らされ、背景は水中の様な水泡が立ち上る映像、さらにステージ床にも同じ様な映像が投影され、あっちゃんはフィギュアスケートの選手の様にステージ左右を駆け回っていました。

 ステージ後ろにカーテンが引かれ、反戦歌「ゲルニカ」の夜が始まる。町で子供が遊ぶ砂絵が、戦争で街が焼かれる絵に変わる中、あっちゃんはステージに跪き、歌詞に合わせて首を引っ張ったり、中央い置いたスツールによっかかったりで、後半では今井さんも激しく身体を回転させていた。その勢いのまま「胎内回帰」では激しいシャウトを連発し、今井さんはマイクスタンド横でハンドクラップを煽る。胎内の映像が胎児の映像に変わると演奏がカットアウトし、メンバーが続々と退場する。


 短いインターバルをはさんでメンバーが戻り、今井さんがギターで猫の鳴き声を出し、ユータは両手を上げて会場を煽るうちにあっちゃんが現れ、EDM調の「GUSTAVE」が始まる、客席はあっちゃんに合わせて両手を上げて猫ダンス、目の前で今井さんと英彦が並んで弾く。バラの映像が流れる「薔薇色十字団」では下手に来た英彦がゴム鉄砲の要領でステージに身に着けていたラバーバンドを飛ばす。今井さんが着ていたパーカーを脱いで始まった「ROMANCE」ではオルゴールの人形の様に回転しながらギターを弾き、あっちゃんは被っていた帽子をステージ中央に持ってきたスツールに置き、その周りで跪いて唄い、動→静と展開した1回目のアンコールは終了


 再びメンバーが出て来て、今井さんが手持ちのスマホで会場を撮影(ちなみにブログでは自分の顔がバッチリ映っていたw)そしてあっちゃんがステージに現れると「極東より愛を込めて」が始まり、ステージ上をスモークが立ちこめる。911の頃に作られたこのナンバーではあっちゃんが「武器を捨てろ!」と叫ぶ。続く「Jonathan Jet Coaster」ではあっちゃんは飛ぶ様に両手を動かし、今井さんは下手の端でスピーカーにもたれかかって演奏

 「後ろまでこんなにたくさんの人が集ってくれて、ありがとうございます、また、どこかでお会いしましょう」この日唯一のMCの後で始まった「Solaris」では宇宙の映像をバックに優しいメロディーが奏でられる。曲の終盤で今井さんが激しくギターでノイズをかき鳴らす中、メンバーは次々と退場し、最後に残った今井さんも退場し、癒されるようなメロディーが流れる中、不穏なSEと共にライブ冒頭の鉄パイプが映し出され、それがどこかの惑星に流れ着いた所で場内は明るくなってライブ終了

 ライブ後は三条駅まで歩き、少し奮発してプレミアムシートで大阪へ



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 今回のアルバム「No.0」は曲順もよく、近年ではかなりの傑作で、ステージでもその世界観をうまく再現し、過去曲でも新曲と上手くマッチングする曲で、いつも以上に現実に戻るのが大変な圧巻のステージでした。



SET LIST
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